りんごの豆知識

りんごがベタベタになるのは身を守るため

りんごの皮に白い粉のようなものが付着してたり、ベタベタする場合があります。これは果実が果実自身を守る為に分泌している物質(ろう質のもの)です。熟すにつれ、リノール酸やオレイン酸が増えて皮にふくまれる物質を溶かし、油を塗ったようなべたついた状態になって果実を保護します。水分が蒸発するのを防いでいつまでも新鮮さを保つ役割がりんごにはあるのです。

無袋りんご

袋をかけないで栽培したりんごです。病害虫や風による枝ずれを防いだり、りんごの色をよくする為に、袋をかけて栽培した有袋りんごが多かったのですが、そうすると果実の糖分も低下してしまい、しかも高価になります。「ふじ」や「つがる」などは袋かけをしないと着色が遅れるなど見た目は少々劣りますが、太陽の光をたっぷり浴びて育つので糖度が高くなり、食味も良くなります。

りんごの蜜について

りんごは収穫近くになると、光合成によって葉でつくられたでんぷんが急激に糖に変化し、果実に運ばれるようになります。大量に運ばれた糖(ソルビトール)が、果実の水や栄養の流れる通路(維管束)からあふれて、細胞と細胞の隙間にあふれ出た状態になります。これが密入りりんごで、中心部分が黄色く透き通るようになり、良く熟したおいしいりんごの証拠となります。
実際には蜜(ソルビトール)が特に甘いということはないのですが、蜜が入っているということは、「太陽の光をいっぱい浴びて育った」、「朝夕の気温の差が大きい地域(味に深みがあるおいしい林檎栽培に適した地域)で育った」「完熟収穫した」という林檎の目安にもなります。
蜜の入り方は天候と深い関係があり、基本的に蜜は低温による生理的な現象ですから9月、10月、11月と冬に向かって順調に気温が下がった年は蜜がたっぷり入ります。蜜は品種によって入りやすいものと、そうでないものがありますが、一般に蜜入り林檎と呼ばれるのは「ふじ」です。りんごの蜜は収穫後、少しづつ散ばり、なくなっていき、1月を過ぎますとなくなってしまう場合があります。蜜自体には甘さがなく、完熟収穫したという目安のため蜜が散らばり無くなってしまっていても美味しいのです。

お菓子作りに向くりんご

「紅玉」「ジョナゴールド」「国光」などのように、甘すぎず、ほどよく酸味が含まれているものが宜しいようです。焼いても、ほんのり酸味が残るので、お菓子の甘みとマッチするからです。もちろん、なければ他の種類ののりんごで代用できます。日本ではなかなか手に入らないですが、「グラニースミス」もケーキに適しています。見つけた場合はケーキにチャレンジしてみては如何でしょうか?

りんごはバラ科

りんごはバラ科の植物だってご存知でしたか?バラの匂いが強い「ローズハスク」という品種もあり、香りがいい果実だというのも納得できますね。

 

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